2017年5月2日までのデータは3rdSeason、2013年11月までのデータは2ndSeasonに置いてあります。

2017年7月11日火曜日

第683回 東京都青少年健全育成審議会 議事録を読む

第683回 東京都青少年健全育成審議会 議事録
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/pdf/pdf/09_singi/683/gijiroku.pdf

第683回東京都青少年健全育成審議会 会議資料を読む
http://ccf-square4th.blogspot.jp/2017/05/683.html

今回から傍聴のルールが変わりました

○青少年課長 前回、早坂委員から、審議が終わり 、 会の最後の部分で、次回審議会の案内だけではなくて審議の結果についても触れ、再度傍聴いただいてはどうかというご提案をいただいたところでございます。 従来も調査・審議部分以外は公開ということになっておりますが、審議後は次回審議会の案内のみであったため、傍聴人にもう一度入場いただけるということを案内しておりませんでした。本日から最後の公開できる部分につきましては、事務局から審議結果を説明させていただくことにしたいと思います。
例えば、「本日は、 不健全図書類等の指定該当1、 映画等の推奨該当1、というご意見をいただきました。この後、答申を受けて不健全図書の指定の決定を行います。 」 など、結果を説明することとし、その旨を事務局から傍聴人にご案内しておくようにしたいと思います。
なお、 不健全図書類の指定につきましては、昨年9月の健全審議会におきまして、不健全図書類の指定のプレス発表のタイミングを見直した経過がありました。その際に、審議会後にプレス発表を行うのですが、告示日との期間が空いてしまいますと、販売店で図書の買い急ぎが行われるという実態があり 、プレスのタイミングを告示に近づけた、というような経緯でございます。
同様の配慮から、審議会最後の公開部分におきましての図書名の明示は伏せさせていただこうと思っておりま す。ただし、そのような心配のない推奨映画につきましては、 タイトルを明らかにさせていただきたいと思っております。
以上でございます

○会長 ただいま事務局から、前回の早坂委員のご指摘を受けての会の運営の見直しについて、ご説明がありました。ただいま の説明、もう一度繰り返しますと、一旦、調査・審議事項のところは退席していただきますが、調査・審議が終わった段階で、再入場していただき、審議の結果についてご報告をする。 ただし、不健全図書の指定については、告示までの間に不適正な買い取り等の事実があったということを踏まえて、書名については明らかにしない。
推奨映画についてはそのような弊害がないので、 答申がなされたということを明らかにすると、そういうことでございますね。

いったん退場した後、審議が終われば再入場できるようになった、ということで。

不健全図書の告示について

○早坂委員 今、青少年課長から、告示までの間に買い急ぎがあるから名前は控えるというお話がありました。なるほど、と思いました。それで、きょうの答申を経て 、告示に至るまで、事実上何日間でどういうふうにやっているか、 改めて教えてください。
○青少年課長 本日の月曜日に答申をいただいたといたします。 不健全図書の告示日は金曜日になります。その間に、決定をし、 プレス発表を告示の直前の木曜日にするという運用をしております。
○会長 答申から決定、告示までのスケジュールを今ご説明になられたわけですね。どうぞ。
○早坂委員 告示はあくまで、 例えば東京都公報に載るというようなことなんだろうと想像しますが、それを販売店とか取次店とかにご連絡を何かの形でされているのでしょうか。それとも 、東京都公報に載せて終わりということなのか、その後の実務について教えてください。
○青少年課長 木曜日にプレス発表をいたします。プレス発表とあわせて、各書店に通知の文書を送付しております。 ですので、各書店には告示の1日前、もしくは、 告示の日に文書が到達するということになってございます。
○会長 そして、 文書到達をもって、 書店等は区分陳列の措置を行うと、そういうことでございますね。
○青少年課長 はい。告示の日が、効果の発生日でございますので、正確には告示の日をもって、 ということでございます。
○会長 告示の日をもって、 ということですね。
○早坂委員 さらに実務を教えていただきたいのですが、その書店に連絡をするというのは、どのような方法をもってでしょうか。 本屋さんの組合があるからそこを通じてなのだろうと想像するのですが、ただ、入っていないところもあるかな、とも想像します。一つの漏れもあっちゃいけないという厳密な話でもないとも思いますが、その実務について、もう少し教えてください。
○青少年課長 連絡方法については、 具体的には、 書店につきましては、 個々にはがきを通知してございます。はがきを告示の前日に発送いたしまして、当日かその告示の日に届くという予定になってございます。また、コンビニにつきましてはフランチャイズチェーン店協会さんのご協力を得まして、 協会を通じてお知らせをするというふうな手続になってございます

かつては月曜日に決まった答申を火曜日に公開していたのだけれど、告示日が金曜日なのでそのタイムラグを狙った買い付けが発生していたとのこと。まぁ私のように資料として買い入れたい人間もいるとは思うんだけど、好きで買うような本だとは思えないんだけどなぁ。

図書審査

○H委員 BLもの2誌が対象になっています。2誌とも指定該当でぜひお願いしたいと思います。理由は、一部修整がなされておりますけれども、表現が非常に露骨であり、卑わいだということが大きな理由だと思います。

○F委員 私も、 修整はされていても、それが余計ちょっと形がわかるような感じでした。 本当に人格を否定するものでもあり、内容が露骨でありました。
BL物というのは、 うちのほうの本屋さんをちょっとのぞいてみたんですけれども、区分がされてないんですね。透明のビニールで封をしてあるだけで、BL物というのは女性が多いお客様だということをお伺いしたんですけれども、女性物は受付コーナーの横にございまして、わざわざBL物と書いてある。だから、やっぱりこういうものってのは、女性のお客さんが多いのかな、と感じました
両方とも、 指定該当でお願いいたします。

そうなんだよなぁ。だからBLは腹が立つ。

○A委員 タイトルが「オス ♂ちち」 というのと、「おっぱい男子」 というので 、何となくコミカルな感じはするんですけれども、 タイトルだけではよく分からないですね。 これはBL物でさっきF委員がおっしゃったような意味で言いますと、女性読者が対象で何となく手に取りやすいようなネーミングにしているのではないか、 と思うんです。
ただ、「オス ♂ちち」 のほうから言いますと、 絵をご覧になると、 リアリスティック なんです。 カラーのページがあったりして、更に扉絵 に、 男色春画わいせつ考と書いてあるんです。さっきおっしゃったような意味で言うと、男色の人格否定的な強制暴力的なシーンがちょっと目立つようなところがあって、まずBL物として笑って読めるというものではなく 、表現からすると問題点がやはり 多いと思います。
もう一つの「おっぱい男子」。これは 、ストーリーは一定程度は流れていて 、 露骨な性描写は多くないんです。だから「打合せ会」でもそれほどの卑わい感はないという意見が多いんですけれども、ただ、男性器の目立ちというか、性行為における男性器がやはり 非常に目立ちますんで、これもどちらかというと成人指定というか、 区分陳列で販売すべきじゃないかと思います。
だから、両方とも、区分陳列でお願いします。

特に長い意見もなく、全会一致で不健全指定です。

都民からの通報申出

○会長 都民の申し出ですね。
○青少年課長 メールによるものが1件ございまして、成人男性向けと同等の行き過ぎた性描写があるという内容でございました。 本作品について調査購入し、内容を確認いたしました。条例施行規則第 15 条に定める不健全図書類の基準には該当しないという判断をいたしたものでございます。
都民の申し出につきま しては、以上でございます。

青少年課長の壁は厚い

……つーか、最近議事録の公開遅いね。なんとかならんものかな。


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